男性が当たり前に美容室に行く時代

美容室の男性客

小さい頃私は、父が3か月に1回くらいのペースで行く床屋さんについて行き、待合椅子のところにあるマンガ本を読ませてもらうのが楽しみでした。そこには私が普段目にすることのない、少女マンガとは違うマンガが数多く置かれていて、どれもシリーズもので何巻も続編があり、1巻を読むと続編が次々と発行する理由がわかる、面白い作品ばかり揃っていました。父の散髪が終わるまではそんなに長い時間はかからないので、マンガは読めても1冊か2冊。ストーリーの続きが読みたくて、父の次回の散髪の日を楽しみに待ったものでした。

しかし今は、男性が当たり前に美容室に行く時代なのですね。夫となった人は、出会った頃から床屋さんではなく、美容室に通っていました。美容室は床屋と違い、髭を剃ってくれるサービスはないのですが、カットだけだと床屋よりも安いそうです。女性の私は美容室に行くと、カットの他にカラーやトリートメント、パーマなどもすることがありますから、そこそこの料金を取られてしまいますが、カットだけの夫は、床屋より断然美容室が安いし良いと言っています。

でも美容室は、マンガなんて置いてないではないですか。

美容室に行った時にいつも気になるのが、席に通された時に用意される雑誌の種類です。数ある雑誌類は対象読者というものがあると思うのですが、自分の年齢より高めの人向けの婦人雑誌などが目の前に置かれると、密かにかなり傷つきます。逆に、若い子が読むファッション雑誌などを置かれても、つまらないというのはあります。本当はやはり、小さい頃に通った床屋で読んだような、続きが気になるマンガが読みたいのです。

今では女性客を意識して、顔そりをウリにしている床屋さんも増えているようです。夫ですら美容室を利用しているのに、私があえて床屋に行くなんて、やはり変でしょうか。