田舎でも都会でも満員電車のストレスは変わらない

電車に乗る人の人混み

社会人になると同時に田舎から上京してきた、私はいわゆるオノボリさんだ。田舎から都会に来た人はみんないうけれど、一番驚いたことは人の多さだ。とにかくどこを歩いても人がいる。私が住んでいた田舎の最寄駅は、電車が来る時刻だろうが何だろうが周囲に殆ど人なんかいなかったけれど、都会にはどこにだって人がいる。閑散という言葉は都会には転がっていないようだ。渋谷のスクランブル交差点を歩くときなんかは今だに慣れなくて人波に飲まれそうになる。私の田舎には信号はもちろんあったけれど、殆ど車も来なかったので信号無視して横断歩道を渡るなんて当たり前だった。でも都会でそんなことをしたらすぐに車に轢き殺されてしまうだろう。

そんな田舎者の私は都会出身の友人たちに「満員電車、つらいでしょう?」と聞かれるのだけど、実は満員電車は田舎のそれと変わらない。それを言うと、都会の人たちはみんなびっくりする。だって、人が少ないんだから電車が満員になるわけがないでしょうと。

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確かに田舎だから人は少ない。だけどその分、本数も少ない。そして車両も少ない。だから必然的に電車は満員になってしまうのだ。だから田舎でも都会でも満員電車のストレスは変わらないのだ。ただ違う点が二つあって、一つは窓から見える景色である。都会の満員電車からの景色は窮屈そうに並ぶビルだけど、田舎の満員電車からの景色はそれはそれはのどかな田園風景である。そしてもう一つは、駅から駅の区間の長さである。都会では次の駅までがすぐだから、多少は空気が入れ替わるけれど、田舎では次の駅までが果てしなく長いので、空気が入れ替わらず冗談抜きで酸欠を起こしそうになる。トイレに行きたくなったらそれこそ地獄を見るのだ。だからある意味、田舎の満員電車の方が実はきついかもしれない。意外に思われるかもしれないけれど、田舎の満員電車は都会にも誇れる(?)くらいのストレスの温床なのだ。